ハーモナイジング アートセラピー

今までのアートセラピーは感情のカタルシス効果、癒しや治療効果を目的として利用されていました。ハーモナイジングアートセラピーはその先のステップに進みたいと思います。

例えば皆さん、アートを自分の部屋に飾ろうと思った時、どんなタイプの絵を飾りたいですか? 私の場合は、例え美術館やギャラリーにある存在感ある絵を購入出来るチャンスがあったとしても、自分の自宅に飾りたい絵はそのような素晴らしい絵ではないんですよね!

自分のくつろげる空間に飾りたい絵は、思考が緩んで、身体が緩んで、心がほっと明るくなるような絵なんです。色のヒーリング効果を感じながら、自分自身が調和されてくるような、抽象画が心地良く感じます。もし、私が豪邸に住んでいたら、選ぶ絵の選択肢はまた異なってくるかもしれませんが(笑)・・・。

このように、「ハーモニー(調和)」は個人によって、空間によって異なります。ここでは自分の「ハーモニー(調和)」の状態を自分で知って、いつでも自分のハーモニー状態に戻ってこれるように気づいて行くといいですね!

ハーモナイジング アートセラピーでは形のないものを描いて行きます。私達は形があるものを外側の世界に生み出す時、上手く出来た、失敗だったなど、価値判断を加えてしまいます。ですから、呼吸を通じ、自分の内側の調和を確かめながら、紙の上で色彩のダンスを楽しんで行きます。

例えば、一番上のペールブルー(薄い水色)とペールイエロー(薄い黄色)のアートはとてもシンプルなものです。簡単にあっと言う間に描けてしまいそうな絵なのですが、
ブルーの絵の具を紙に乗せ、色と対話する時、「平和」と「静けさ」の中に入って行くことが出来ます。そして、中央にイエローの光を差し入れる時、そこに自分自身の内なる光を輝かせようとする感覚が芽生えます。それはとても瞑想的な時間です。

本来、アート作品は個性を輝かせながら自分らしさを表現して行くものでしょうが、時に、この絵のようなシンプルなアートを描き、評価を加えず、ニュートラルなポジションを味わうことの大切さを知って頂けたらと思います。外側の価値評価に影響されず、自分の「在り方」を確認することが次の創造に繋がる。そのような気がしています。